蒼い月
人物紹介
2006.7.28 現在
*話の進展により変わることも…。 *多少のネタバレも含みますのでご注意を。 *登場時は本人が現れた時です。それ以前にエピソードで出てくることも有り。 |
主な登場人物 | |
御園葉月 | 海軍大佐。28歳。(開始時は中佐、25歳) 御園一族の末娘。海空軍のパイロット。 現在は、小笠原総合基地・第四中隊の中隊長。 軍内トップのフロリダ特別校を2級飛び級したエリートの筆頭。 家族は皆、軍人職。父は中将。母は科学班博士。 祖母がスペインの旧貴族出身だったので栗毛のクオーター。 姉の死による幼い頃の傷のため、軍人の道を選んだ。 その時の傷が癒えず『無感情令嬢』とも呼ばれている。 任務成功の功績により、最年少大佐に昇進。 |
澤村隼人 | 海軍中佐。32歳。(開始時は大尉、30歳) フランス航空訓練校卒業。航空メンテナンサー。 工学と供にシステム専門。フランス基地では教官。 日本に帰ろうとせずにフランス在住15年。 細々と教官職をして暮らしているところに、葉月がやってきて 『側近』として望まれる。 葉月の中隊で側近職の傍ら、 空軍管理長を勤めながらメンテチームを結成。 さらに新しいプロジェクトに参加することで彼なりの夢を見出し始める。 葉月との恋仲は、行ったり来たりで、二年越し。 |
御園真一 | 軍医医学校生。18歳。 葉月とは10歳差の甥。亡くなった姉が残した忘れ形見。 現在は戸籍上は若い葉月が『養母』として預かっていて、 同じ小笠原に在住。軍内の医学校生。 葉月と同じ栗毛を持つエイティス。無邪気で明るく葉月を慕っている。 16歳・秋…母が亡くなった原因と父親が生きていることを知ってしまう。 |
海野達也 | 海陸中佐。フロリダ本部勤務。葉月より二歳年上。30歳。 (3部新生御園中隊編より登場) 19歳の時、横須賀訓練校で康夫と供に葉月と出会う。 葉月の元・恋人、側近。葉月を見習ってフロリダ特別校に編入、卒業 葉月と事情があって別れた後、すぐにフロリダで上司少将の娘と結婚。 だが内勤側近職の立場に不満を持って妻とすれ違い離婚したばかり。 葉月がいる元いた部隊、小笠原に戻ることを望みながら 只今フロリダ本部少将付き第一側近職を退いて現場復帰。 そして……どこかへ転属希望を試みる。 |
御園一族 | |
御園源介 | 葉月の祖父。生存時は、フロリダ本部中将。任務にて殉職。 軍人になろうとする葉月に武術を徹底的に叩き込んだ。 |
レイチェル=ミゾノ | 葉月の祖母。スペインの旧貴族出身。栗毛の女性。 闇組織私設諜報部隊『黒猫』の創設者。 孫の葉月は祖母が残した功績は知らない。 ジュールなど生い立ちが複雑な男達に尊敬されているが、 そのいきさつは謎。 |
御園亮介 | 葉月の父。勿論ハーフの栗毛。現在フロリダ本部、中将。武術の達人。 (3部新生御園中隊編より登場) まだまだ、若い者には負けない腕の持ち主。ゴルフ好き。 陽気で呑気な雰囲気の将軍だが、 本気にさせるとその威力は計り知れない。 |
御園登貴子 | 葉月の母。現在フロリダ本部、科学班の博士。 (3部新生御園中隊編より登場) 黒髪で小柄、聡明な女性。 いつも娘の葉月が第一、隼人との結婚を望んでいる。 |
御園京介 | 葉月の叔父。亮介の弟。ハーフで栗毛。 (4部TOKIO編より登場) 現在日本エリート訓練校、神奈川訓練校の校長。准将。 アメリカ在住の兄に代わって御園鎌倉家を守っている。 兄の亮介とは反対の『風流人』。茶道が趣味。 |
御園皐月 | 葉月の10歳年上の姉。真一の母親。20歳の時、残酷な事件に遭遇し、 それを苦にしながら『真一』を産み落として自殺。 海陸軍に所属。フロリダ特校を2級飛び級したエリートで 横須賀基地にて陸教官をしていた。葉月の目標の女性。 |
御園右京 | 葉月の12歳年上、の従兄。京介の長男。海軍音楽隊少佐。 (4部TOKIO編より登場) 父親譲りの『芸術家』で葉月のヴァイオリンの師匠。 横須賀基地・海軍音楽隊の指揮官を務める音楽家。 影ながら、従妹の葉月とその甥・真一を見守る。 独身。栗毛のクウォーター。 |
御園 瑠花&薫 | 鎌倉御園家の姉妹。右京の妹達。 (4部TOKIO編より登場) 姉妹揃って、川崎でピアノ教室をしている主婦であるがピアニスト。 姉の瑠花は眼鏡をかけているしとやかな女性。 妹の薫は姉とは違って、華やかでハッキリとした性格の女性。 姉妹供に右京の後輩である音楽隊の隊員と結婚。 |
谷村 真 | 真一の育ての父親。本当は叔父。 鎌倉御園家の近所にある開業医の息子。 同じく横須賀基地の軍医だったが、病気になり退役。 愛する皐月が産み落とした真一を5歳まで育て、25歳で他界。 葉月が憧れていた初恋の義理兄。皐月とは同い年。 |
黒猫・ファミリー | |
黒猫のジュン | 本名『谷村純一』 真一の本当の父親。葉月より12歳年上。真の兄。 葉月と姉、皐月を襲った事件をきっかけに表世界から姿を消す。 その理由は今のところハッキリしていないが、 莫大な資金力と、権力、統率力を持っている様子。 裏世界から義理妹の葉月と息子の真一を見守る。 元は優秀な海陸隊員。その腕を活かして闇世界で活躍。 葉月が女性として心離さない、葉月が心からすべてを任せている男性。 |
ジュール | フランス人。ジュンの第一部下で冷たいが忠実。 いつもジュンのお遣いで葉月の前に姿を現す。金髪の男。 葉月の祖母、レイチェルに拾われて今の身分に至る。 元は消滅した共和国の殿下。 母親がフランス人。 レイチェルを一番に尊敬し、その恩返しのように葉月を見守る。 情報系で、『商事ビジネス』もこなしている。 |
エド | イギリス人。ジュンの直属部下。ジュールの後輩。栗毛の男。 黒猫部隊に入隊した訳は不明。 得意とするところは『潜入』だが、本来の腕は『医師』手先が器用な男。 美的感覚もかわれて『美容』などの事業もしている様子。 |
アリス | フランス人。黒猫ファミリーの三人衆と同居している謎の美女。 (5部OB編より登場) 命を助けてくれた純一に惚れ込んでしまい、 彼に猛アタックすること二年? 約束条件付の男女関係となる。 健気な愛人生活で満足の日々だったはずなのに その約束条件の中に存在する純一が愛する女性を知りたくて仕様がない。 |
若槻 修 | 純一が軍人だった時の後輩。通信科に所属していたが、 純一の誘いで黒猫傘下にはいり企業家となる。 (5部OB編より登場) 今や日本では有名なIT企業の社長。 闇世界にいる純一と連絡をする時の窓口となっているらしい。 |
ナタリー | ジュールの孤児院時代の幼馴染み。 (5部OB編より登場) 同じく黒猫部隊の部員だったが、独立を言い渡され卒業。 ボスだった純一から『夏の蝶』というネームをもらい受けると言う。 純一とは男女関係だったと彼女は言っているが? 如何に。 今はヨーロッパではその名も知れている『運輸業の女王』。 彼女に依頼すれば、なんでもどこへでも依頼通りに届けてくれると 『その世界』では、かなり重宝されている様子。 長年、幼馴染みから進展しないジュールに密かな想いを寄せているが、 ジュール本人はまったくの無関心状態。 なのに一児の母でシングルマザー。その父親は男達の間では不明らしい。 |
澤村一家 | |
澤村和之 | 隼人の父親。横浜市内で『澤村精機』を経営する社長。 (2部小笠原編より登場) 軍内にパソコン等の精密機械を使用してもらっている為、 横須賀基地などに長年出入りしている。 その為、葉月の両親、叔父とは昔から顔なじみ。 その縁で隼人はフランス留学への道が開けた。 60代だが、まだまだ経営には意欲盛ん。紳士で奥深い男性。 |
澤村沙也加 | 隼人の実母。身体が弱い中、隼人を産む。隼人が2歳の時に他界。 和之が今でも心に残している女性。 |
澤村美沙 | 隼人の継母。父・和之とは20歳も歳が離れている後妻。 (4部TOKIO編より登場) 義理息子の隼人とは10歳と歳が離れていないため、 姉のような母のようなそんな曖昧な関係の中、 隼人が長年恋い焦がれてきた女性。 黒髪で語学力が長けている美しい女性。 社長である和之の元・秘書。現在は主婦 |
澤村和人 | 隼人の異母兄弟。13歳年下の高校生。美沙の子供。 (4部TOKIO編より登場) 複雑な家庭環境を敏感に感じながらの反抗期まっただなか……。 だが、将来は父と兄、義理の伯父に習って 澤村精機の一員になることを願って精進中……。 兄・隼人の帰省により少し素直に? |
湯浅 昭雄 | 沙也加の実兄。隼人の伯父。 澤村精機の専務。 (4部TOKIO編より登場) 澤村精機の技術・生産部門を取り仕切っている。 両親を早くに亡くし、妹の沙也加と供に兄妹だけで暮らしてきた。 温厚で大人しい風貌だが、社長で義理弟の和之を影ながら 『ご意見番』として頼られ、澤村一家を支えている。独身。 |
小笠原総合基地 | |
ロイ=フランク | 国際連合軍の大御所、フランク大将の息子。金髪青眼の美男御曹司。 若いながらにして中将。葉月より10歳年上。皐月と同い年。 御園一族とは親戚に近い付き合いをしている。 ロイにとって葉月は妹のような存在。 昔、葉月の姉に恋をしていたが為、 亡き皐月のために息子の真一の父親代わり。 ロイもフロリダ校2級飛びのエリート。 その手腕は若いながらにも畏れられている。 小笠原総合基地の連隊長を務め地位を確実に伸ばす切れ者。 |
ジョイ=フランク | ロイの従弟。葉月より2歳年下。海軍中佐。 (2部小笠原編より登場) 父親はフロリダの准将。葉月の幼なじみ。 無邪気でオボッチャマ風だが言うことはハッキリしている。 システム専門で今は第四中隊で葉月を支える内勤補佐。 葉月と同じくフロリダ特校2級飛び。 ロイと同じく金髪青眼。 付き合いが長い姉貴分の葉月のことをいつも見守っている。 |
リッキー=ホプキンス | ロイと同い年だが、ステップ進級はしていないため仕事では後輩。 ロイの連隊長室の主席側近。 (2部小笠原編より登場) 葉月が住まう『丘のマンション管理人』であるロバートおじさんの息子。 側近としては最高の仕事をこなすエリート秘書官。 |
細川良和 | 海空中将。葉月の父、亮介とは同期で昔なじみ。 (2部小笠原編より登場) 現場を退かない元気な将軍。 強面の髭将軍として空軍では畏怖されている。 昔は葉月が甘えた良きおじ様だったが 現在は葉月にとっては『鬼おじ様』。 現在は若いコリンズチームを指導している。 |
デイブ=コリンズ | 海空中佐。葉月より7歳年上。 (2部小笠原編より登場) 葉月が所属するパイロットチームのキャプテン。 厳しいが葉月の腕は買っている。 康夫が目標としている豪腕パイロット。金髪青眼。 |
ロベルト=ハリス | 海空少佐。隼人の前に付き合っていた葉月の元恋人。 四中隊よりレベルが高い第二中隊に所属のメンテナンサーキャプテン。 遠野大佐亡き後、憧れ続けていた葉月とやっと付き合うが、 葉月の行く道のため、男として身を退き結婚を決意して別れる。 大人しい真面目な男。濃栗毛、灰眼 |
山中正史 | 海陸中佐。隼人と同い年。第四中隊で葉月を支える外勤補佐。 神奈川校出身の堅気な男。体育会系 (2部小笠原編より登場) |
テッド=ラングラー | 海軍少佐(登場時は大尉)四中隊本部員。葉月の後輩。 (5部OB編より登場) 遠い存在だった葉月に憧れを抱きながら精進すること数年。 大佐になった葉月に認められ、隼人より早いスピードで少佐に昇格。 隼人と入れ替わるように、一番補佐となるのだが……。 |
吉田小夜 | テッドと同期生になる四中隊本部員、経理班女性。 (6部ファイナル編より登場) 隼人に熱烈に憧れていた為、 恋人である葉月の隼人に対する様々な行動が許せず大佐嬢を猛烈批判。 それをバネに隼人に近づこうとまっしぐら。その行動は如何に? |
笹川泉美 | 隼人と同い年の四中隊本部員、経理女性。 四中隊本部で『ノーミスの女王』と言われるほどの、仕事の達人。 (6部ファイナル編より登場) 葉月入隊時からずっと同じ部隊で勤めてきた。 葉月とは仕事を通じて信頼関係を静かに築いてきた仲。 そんな目立たない存在の経理一筋だったお姉さんが 大佐室を補佐するチームに大抜擢されたことから、 大佐室内にある変化が起きる。 |
フロリダ本部基地 | |
マイク=ジャッジ | 葉月の父・御園亮介中将の主席側近。ロイやリッキーと同い年。 (3部新生御園中隊編より登場) 昔から葉月の姉・皐月を中心とした『仲間』の一人。 亮介の側近として、そして息子的に御園家を見守る。 葉月の面倒をよく見てくれる『アメリカ兄様』 小笠原エリート側近のリッキーがライバル。 フロリダNO1の秘書官と誉れている。 黒髪で紺碧の瞳。日本語は堪能。 |
マリア=ブラウン | 亮介の後輩でもあるフロリダ少将リチャード=ブラウンの一人娘。 葉月より1歳年上。 (4部TOKIO編より登場) そして海野達也の『妻』。 夫の達也が『父・少将』の主席側近を退いた事が理解できず離婚。 軍内工学科の大尉。 親同士は仲がよいのに、娘同士のマリアと葉月は昔から馴染めない仲。 |
クリス=フォスター | フロリダ特攻部隊の隊長。 (3部新生御園中隊編より登場) 葉月と隼人とは、前の岬基地任務で『戦友』に──。 葉月のことは若いながらも『大佐嬢』として認めてくれる理解ある先輩。 側近を辞した達也を特攻隊へと引き取ってくれる。 |
ジェフリー=トーマス | 葉月の訓練校の教官。若い教官で葉月に飛行技術を教えてくれた。 戦闘機に移行するまでの教官ではないが、葉月の十代の過去を知り 親身になってくれた一人──。 葉月が二期飛び級するために貢献してくれた恩師。 葉月が16歳の時にシアトルへ転属してしまう。 (初登場は葉月16歳番外編で。本編ではファイナル編で再会で登場) |
フランス航空部隊 | |
藤波康夫 | 葉月の長年の親友。現在フランス航空部隊中佐。パイロット。 葉月より二つ年上。 小さい中隊の隊長で一つの編成隊を仕切っているエリート。熱血漢な男 年下の葉月になんでも対抗する『負けず嫌い』 彼も葉月を追ってフロリダ校出身 葉月のために『側近』として『隼人』を薦める。 |
藤波雪江 | 康夫の妻。語学力が達者な利発な明るい女性。 夫の康夫と供に葉月の行く末をいつも案じてくれる。 現在、フランス航空部隊の事務官として康夫と共働き。 |
遠野祐介 | 葉月が側近をしていた元上司。海陸大佐。 小笠原で日本人初の30代の大佐だった エリートコースを歩みながらも、教官としてフランスにいたことも…。 その時、隼人と康夫が後輩だった。 妻と折りが合わない生活をしているウチに 大佐として小笠原に単身赴任。その時葉月と不倫の恋に堕ちるが、 葉月に中隊の留守を任せて『遠征』に出掛けた際に『殉職』。 (エピソード以外で存命している彼が登場する話は番外編に有) |
ジャン=ジャルジェ | 隼人の訓練校時代からの『同期生』 同じメンテナンサー。少佐。 隼人とは中隊所属も一緒で腐れ縁。 康夫の編成隊を管理するメンテナンスチームの『キャプテン』 |
ミツコ | 隼人が二年同棲した年上の元・恋人。黒髪の美女。 フランスにて工学科で大尉。教官をしているキャリアウーマン。 隼人に一方的に振られたので諦めきれずにつきまとう。 |
ミシェール=ダンヒル | フランス航空訓練校の元校長。 葉月の祖父、源介とは昔なじみの仲だった。 隼人が訓練校生の時、お世話になっていたホームステイ先のパパ。 |
マリー=ダンヒル | ミシェールの妻。 母親の記憶がない片親育ちの隼人を大切にしてくれたママン。 |