-- 世界でいちばん --

TOP | BACK | NEXT

 
 
8.スマイルと香水

 

 横須賀にて、周辺師団の空部隊幹部を集めての会議。二ヶ月に一度集まって行われているとのこと。
 もちろん、小笠原からはミセス准将、英太の上司である御園葉月さんが代表として出席。

「次回、横須賀に寄港する際の交代空団の責任者、及び、艦長は小笠原空部大隊長の御園葉月准将が着任されます」

 横須賀連隊長の主席側近である男性隊員が司会で進行、そこで葉月さんが並み居る関東地区の空部隊重役幹部達に紹介される。

 そんな幹部の男達の中、女性は葉月さんたった一人。しかし誰もが彼女を良く知っているとばかりに、葉月さんが立ち上がっても『いつものこと』という顔つきで落ち着いていた。

 用意されていたマイクを持ち、葉月さんが挨拶。

「次回、艦長を務めさせて頂きます。よろしくお願い致します」

 葉月さんの後ろでは、ラングラー中佐がハンディノートでメモをひたすら打ち込んでいる。そして、英太はただ彼の隣で座っているだけ。
 ――『背筋を伸ばして、胸を張り、両手は軽く拳にして常に膝の上に』。この会議に同伴することを言い渡され、英太は今日、こうしてここにいる。その為、この出張同伴をする前にラングラー中佐から徹底的に『軍人としての立ち居振る舞い』なんて、堅苦しいことを指導された。
 面倒くさいなあ――とは思う。今までなら『空を飛ぶだけのパイロットなら関係ないだろ』と思ってきた。だが、もう違う。教えられた軍人らしい座り方で構えているその目の前、威厳を揃えている男達の中、優雅な物腰でスピーチをしている葉月さんを見つめる。――そうだ。この女性と同伴するならば、やはりラングラー中佐ぐらいの品格ある男でなければならない。パイロットでも、平井キャプテンはやはりミセス准将と並んでも見劣りしない。互いに制服姿で並ぶと准将と中佐という階級差はあれど『対等の威厳』で釣り合っている。パイロットでもそうあるべきなのだろうと、今は思う。

「御園准将。早速、質問ですが」
「はい、どのようなことでしょうか」

 近づいている次回航行任務についての指針報告とその確認と、幹部同士で意思疎通を図るという狙いのようだった。

「頂きました資料には、いつもとは違うコースを航行する予定になっておりますが。やはりこの海域の現在の情勢を考慮してのものと見てもよろしいでしょうか」
「はい。中枢指令を統括しております『司令本部管制センター』へ申請する前でございますが、その心積もりで打ち出したコース変更です。細川連隊長と共に、いくつかのコースを検討した結果となります。ただ、今まではパトロールのみで事なきを得ておりましたので、このコースは前例がなく、こちら小笠原側のみで打ち出したコースで果たして万全であるのか。そこは細川連隊長も『皆様のご意見も参考にしたいところ』と申しております。申請前に是非、皆様からのご意見を賜りたく存じます」

 『テッド。コースを皆様のディスプレイに』。肩越しに小声で指示を出され、ラングラー中佐が動き出す。司会を務めている横須賀秘書官との共同作業でそれぞれの幹部の前にあるノートパソコンモニターへと海図が映し出される。英太も、葉月さんの背後から彼女が見ているノートパソコンへと目を馳せた。

「随分と西寄りだ」
「あちらも敏感になっている。これでまた小競り合いが始まるとやっかいだ」
「かといって。こちらも手をこまねいているだけでは、先日のように、ひょいと侵犯されても。先日の件も、形式に則った警告では事足らず……」

 男達の熱の入った討論が始まった。

 それは現役パイロットの英太にはとても興味深いおじさん達の真剣討論だった。
 なによりも。今回の雷神とビーストームが航行する空母乗船任務で、一番の心配事は西方面海域で緊張した情勢が続いていること。それはついに先日、撃墜未遂事件として国内でもとても騒がれていた。一機の戦闘機が実際の攻撃を受け、墜落は免れたが機体は破損。パイロットの帰還も危なかったとの報道だった。
 そこへ今度は、英太が行く。それを知った華子がとても心配していた連絡だけが留守電に入っていた。『どうするの。今月中にきちんと話し合おう。春ちゃんの意識があるうちに……』。まだエースになったという報告もしていない。彼女と携帯電話での連絡すらなかなか繋がらない。華子がかけてくれば英太が留守。英太がかければ華子が留守電――というすれ違いだった。留守電でエースになったことを報告はしたくなかったから……。

「さて。御園君はどうお考えなのだろう」

 ああじゃない、こうじゃないというおじさん達の討論。最後は何故か? まだ若くしかも女性であるミセス准将へと向けられた。
 おじさん達の討論を黙って聞いて、頷いていただけの葉月さん。若い女は黙っているのが賢明――英太にはそう見えていたのだが。しかし、おじさん達の目がどうしたことか、からかうわけでも試すわけでもなく、本当に葉月さんからの意見を聞きたいという真顔ばかり。
 そんなおじさん達の威圧の中、葉月さんが再びマイクを手にする。

「どうでしょうか。わたくしも、現場そのものに行ってみません事にはなんとも。ただ、あらゆる有事のパターンを想定しシミュレーションを組み、それをパイロットに訓練させるメニューを早急に検討するべきかと思っております」

 『なるほど』という声が方々から聞こえてきた。そして英太も納得だった。

「では。その有事のパターンを早急にピックアップ。訓練とし、航行へ出向くフライトだけではなく、基地で待機するフライトも通常訓練で実施するようにしてみようか」

 横須賀基地海上連隊長のひとことで、どうやらまとまったようだった。

 それでも葉月さんが最後に手を挙げた。おじさん達が少しばかり驚いた顔。司会の側近男性が『どうぞ』と発言を許可、葉月さんが再び話し始める。

「有事想定の他に、皆様、先輩方が現役時代に遭遇された『一触即発』の経験を知っておきたいのですが……」

 おじさん達が顔を見合わせている。お嬢ちゃんのちょっと変わった目の付け処に戸惑っているようだった。だが英太も『俺も知りたい。想定ではなく、実際に現実にあったことを知りたい』と心くすぐられていた。

「自分ら『オジサン達』などがその話をしたら、随分と昔になってしまう。今とは情勢も、乗っている機体の性能も違うから対処法も異なるしなあ」
「ですが。事なきよう収めてこられたその心理に、状況判断。その経験を教えていただけませんか。有事のパターンは過去データーから想定できますが、『人』がどのように乗り越えてきたかもご教示くださいませ」

 すると、元パイロットだったおじさん達がそれぞれ我先にと過去の武勇伝を語り始めた。
 『テッド、メモしておいて』。葉月さんのひとことに、ラングラー中佐のキーボードを打つ指先がさらに早くなる。
 元パイロットだけではない。有事の際に最高総監の指令を司る横須賀統括管理センターで管制官としてやってきた幹部のおじさんも。そして基地で秘書官として空部隊幹部の側で日本の空を見守ってきた内勤キャリア幹部のおじさんも。『あの時は、』『こんな事があって』と、その昔、自分達が一兵卒でも前線で空を守ってきた誇りを語ってくれていた。

「お話が尽きぬようですが。お時間が……」

 司会の側近男性がちょっと申し訳なさそうに、白熱するおじさん達の間にひとこと。幹部の誰もが時計を見てハッとした顔。

「こうしては如何でしょうか。皆様の本日のお話をレポートにまとめ、ミセス准将にお渡しするというのは」

 そう提案したのは、あの長沼中佐だった。彼も横須賀空部隊長の側近としてここにいた。

「よろしければ、わたくし長沼がこのレポートのまとめ役を引き受けても構いませんが。ミセス准将もお忙しいでしょうし」

 彼がにっこりとミセス准将に微笑んだ。
 英太は久しぶりに、あの長沼中佐の『にっこり』を見て『相変わらず、なにか企んでいそう』と思ってしまったのだ。

 

・・・◇・◇・◇・・・

 

 会議は予定時間三十分越えで終了。
 退屈かと思ったけれど、英太はどこか興奮していた。すごい話を沢山聞けた。どこも退屈じゃなかったと思えたからだった。

「どうだ。いろいろと勉強になっただろう」

 ラングラー中佐の声かけにも、英太は興奮気味に何度も頷いた。

 そして英太は、会議が終わるなりおじさん達に囲まれてしまった葉月さんを遠く見る。
 一目置かれていることが一目で判った。おじさん達を敬う気持ちが、おじさん達にも通じている。だからおじさん達は葉月さんの若い感性も受け入れているようだった。

『ミセス、今度、食事でも』
『葉月ちゃん、今夜はどうだい』
『今から、皆でお茶でも』

 こぞって葉月さんを誘っているのが、なんだかなあ、もう……『オジサンだなあ』とそこはちょっと呆れつつも、妙に微笑ましく見えてしまうのは何故だろう?

「先日、実家の側にサロン風の落ち着いたカフェがオープンしまして。父がとても気に入っておりました。実家もこの基地の側ですから、そのカフェもここから遠くはありません。よろしかったら、皆様ご一緒に今から如何ですか」
「いいねえ。君のお父様が気に入ったなら確かだ」
「いつもお世話になっておりますから。是非、ご馳走させてくださいませ」

 あの葉月さんが……。あんなスマイル接待営業!?
 英太は思わず目を見張ってしまった。だが、そんな英太を見て、ラングラー中佐が一言。

「あれでも、やっと今になって上手くなった方なんだよ。以前はああいう付き合いが全く駄目で」
「……ですよね。『お付き合い苦手』な方が葉月さんらしいと思うな」
「そうだよな。あの人はあの人で不惑の年になってようやっと大人になって出来るようになったこともあったりするんだよ」

 以前はにっこりと微笑むことも出来なかった葉月さんが、今はそうしておじさん達と上手く付き合うようこなれてきた姿――ということらしい。
 あのお姉さんも。英太のように『そんなことしたくない』とか『できない』と意地を張ったり、どうしてもそこを柔軟になれなかったり……そんな苦手なこと馴染まないことを乗り越えてきたんだと思わせてくれた姿。

「で。もしかして、あちらが先日から噂の……」

 おじさん達の視線が一斉に、ラングラー中佐と共にいる英太へと向かってきた。幹部のお偉いおじさん達に、いや……偉大なパイロットに空部隊員だった先輩達に見つめられ英太も緊張硬直。
 そして葉月さんは、ここで今まで以上の満面の笑みを優雅にみせた。

「はい。雷神のエースコンバットを制した『バレット』でございます」

 広報活動開始。英太の耳元にラングラー中佐が、ちょっと可笑しそうに囁いた。

 

・・・◇・◇・◇・・・

 

 ミセス准将とおじ様幹部のご一行が基地の外へとおでかけ。
 もう側近達は大わらわで車の手配、店への確認、誘導、出発。それでも慌てながらもそれを全てきっちりとやりこなしてしまうところが、流石、高官秘書官。あのラングラー中佐も他の秘書官と連携してスムーズに『お外へのお茶会』をまとめていた。英太はただついていくだけ。

 その『お外でのお茶会』が、なんと……会議より長い『二時間』!
 ここぞとばかりに話が話が話が進む幹部おじ様方と、葉月さん。
 だけれどそこでは、会議では言葉を選んでいたおじさん達の本音がかなり語られていたと英太には思え、これまた葉月さんのやり口にびっくりするばかり。
 英太も現役パイロットとして話題の中心になったり、エースコンバットの経過を聞かれたりして、葉月さんの助けを得ながら答えたが『エース』としていろいろと話になったのはほんの僅かな時間だった。

 おじ様達も、『お喋り井戸端会議』が大好きなことが発覚。会議より長い時間のお茶会が終わり、横須賀基地に戻った時点で『解散』。
 皆が『ホステス役』を務めた葉月さんに気の良い笑顔を見せ、去っていった。

「疲れたー。なんだよ〜。会議より長いお茶会って。しかもいい歳したおじさん達が〜」

 これで丸四時間、英太はこの幹部会議のおじ様ご一行と共に過ごしていたことになる。

「お疲れ様。貴方を紹介できて良かったわ」

 それでも葉月さんの笑顔はにっこり輝いていた。甲板ではその顔、一切しないくせに。

「その顔でおじさん達を手込めにしているだなんて。初めて知った」

 その笑顔が出来るなら、甲板で『冷たい指揮官という鞭』ばかりではなく、そういう柔らかいところを『飴』として見せてくれても。英太は葉月さんにそう要求してみた。

「おじ様方には微笑みが覿面。そう教えてくれたのは、やっぱりおじ様方。でも、パイロットの貴方が教えてくれたことは、微笑みなんかではないでしょう。それとも、微笑みが貴方の答なの?」

 言い返せず、英太はぐっと黙り込む。そんなところはやはりミセス准将。

「慣れるまで、私も随分と時間がかかったわよ。でも……嘘で仕方なくやっているわけじゃないのよ」

 そんな時は、甲板でその少し前を見据え何かを探している葉月さんの目になっている。英太が良く知っていて、よく目にする横顔だった。

「わかってるよ。シーンで香水を替える。『笑顔』も、そんな感覚なんだろ」

 ふいに出た英太の例え。葉月さんがとても驚いた顔で固まってしまった。ラングラー中佐も驚いて英太を見ている。だから英太自身がびっくりし、『俺、らしくないこと言った』と気付き恥ずかしくなってきた。

「えっと……だってさ。今日、葉月さんのつけている匂いがいつもの匂いじゃないから。もしかして『お仕事向けの香水』。いや『おじ様向け』かな〜と思って」
「そんなこと、気が付いていたの?」

 彼女も『英太らしくない』と驚いているのがわかった。
 葉月さんも戸惑っているようで、助けを求めるようにラングラー中佐と顔を見合わせたりして。

「まさか英太からそんな例えを聞くだなんて。驚きましたね、准将」
「そ、そうね」

 ラングラー中佐の繋ぎも虚しく。今度は葉月さんが恥ずかしそうにして、英太に背を向けてしまった。

「女っぽいところを見抜かれて、照れているんだ」

 ラングラー中佐は可笑しそうに背を向けた葉月さんを笑ったが、英太はどうして良いかわからなくなってしまった。

「ふうん。いいなあ、その感性」

 中佐がニヤニヤと英太の顔を見る。

「なんすか。それ」
「そういう眼を持ったヤツ、俺は好きだなあ。きっと葉月さんも……」

 また訳の分からないことを言われ、英太は首を傾げる。

「さて、遅くなってしまったわね。今日はこれで最後の『広報』にしましょう。後はまた明日明後日に」
「え〜。まだあんのかよー」
「なんなの、その口の利き方。エースらしくないわね」

 いつもの気心知れた後輩のような口をきくと、前を歩いている葉月さんが肩越しから睨んできた。

「いえ。仰せのままに。ミセス准将」
「よろしい」

 背筋をのばし、きちんと受け答えすると今度はにっこりあの営業スマイルを浮かべる葉月さん。彼女が前を歩き出してから、英太は『嘘つき笑顔』とこっそり舌を出してやった。

(やっと最後のご挨拶か。朝から疲れた)

 この基地に来てからも、会議が始まるまでの午前中はあちこちに挨拶回りにつれられた。その中には、葉月さんの従兄が隊長をしていたという『音楽隊』もあったりして、そこでは現在顧問をしている『高田大佐』という大柄な男性が『葉月ちゃん!』と大喜びで出迎えてくれた。
 大佐の奥様も現在は音楽隊の事務室長を務めていて、高田夫妻の葉月さんを見る目は、まるで『小さな妹』が久しぶりに帰ってきたかのよう。随分と長い年月をこの軍で共にしてきたようで、夫妻は『まあ、立派になって』、『鼻が高いよ』と、葉月さんの成長を喜ぶ親戚のような顔を見せていた。
 『やっと誕生したんです。雷神のエース。鈴木大尉です』。彼等に、葉月さんが誇らしげに紹介してくれたその顔が、英太の瞼に焼き付いている。あんなふうに、他には紹介してくれなかったから。
 葉月さんは音楽隊に行く前に『家族同然のご夫妻』と教えてくれた。その夫妻を前にあの葉月さんが本当に嬉しそうに紹介してくれたことが、英太にも嬉しかったのだ。
 『ついにやったね』、『葉月ちゃんのパイロットとしての願いがまたひとつ叶ったわね』。ご夫妻も嬉しそうだった。そして彼等が英太に口を揃えていった。『彼女をよろしくお願いします』。『どうぞ、准将の気持ちと一緒に飛んでくださいね』と。従兄を通して長く見守ってきたお嬢さん。彼等からそんな家族同然という気持ちが英太にも良く伝わってきた。

 そして最後。そこへ葉月さんは向かおうとしている。英太はまだ黙ってミセス准将についていくだけ。

「最後の挨拶は、どちらに行かれるのですか」

 葉月さんの背に尋ねたが、彼女は肩越しに微笑んだだけで教えてくれなかった。

 懐かしい、かつての職場だった基地の廊下を延々と歩いているうちに、英太はかなり見慣れた場所へと近づいてきたことを知り心落ち着かなくなってきた。
 いや、まさか。『あそこ』は単なる一部隊。ミセス准将がわざわざ挨拶に行くようなところではない。きっと空部隊大本部へまた戻るんだ……いや、朝、長沼中佐がいる隊長室に二番目に挨拶に出向いた。もう空部隊のだいたいのところは終えたはず。
 だが黙ってついて歩くほどに、英太が懸念している場所へと近づいていった。そしてついに、その『一部隊』が見える場所まで来てしまう。

「ま、待ってください。ここは……」

 葉月さんが立ち止まってしまった英太へと振り返った。

「あら、懐かしいでしょう。貴方の古巣、貴方の原点じゃない」

 戸惑う英太を置いて、葉月さんはさっさとその事務室のドアをノックしてしまった。
 落ち着きない英太の横に、付き添うようにしてラングラー中佐がいてくれる。

「今日は黙っているだけで良い。あれも葉月さんの『新しい仕事のうち』なんだ。少しだけ、我慢してくれ」

 『新しい仕事?』。橘隊長に会うことが?
 しかしそう言われたなら、英太もひとまず心落ち着け黙ってみていようと思う。

「どうぞ」

 ノックの後に、懐かしい男の声。それを耳にしただけで、やはり英太の心臓がぎゅっと固まる緊張感。

 あのミセス准将直々の訪問。葉月さんがドアを開ける。
 その向こうの小さな事務室。ドアすぐ目の前のデスクにその男がいた。

「突然、訪ねまして申し訳ありません」

 紺色の指揮官服を着込んでいる男が、彼女を見て驚いた顔。

「御園准将……!」
「お邪魔致します。橘中佐」

 そこはかつて英太が所属していた飛行部隊、その飛行隊を束ねている上司『橘中佐』がいるところ。通称『スワロー飛行隊』がある部署だった。

 

 

 

Update/2010.12.16
TOP | BACK | NEXT
Copyright (c) 2000-2010 Yuuki Moriya (kiriki) All rights reserved.